素材(プラチナ&ゴールド)について
ネックレスチェーン専門店が高品位貴金属にこだわる理由と素材の特徴について
【プラチナ:Platinum】
Pt(プラチナ)は白い貴金属の中でもっとも人気のある素材になります。主に南アフリカで採れるプラチナの産出量は金の約1/20と非常に少ないことから、希少な貴金属(レアメタル)とも呼ばれています。
ネックレスチェーンの素材として使われる場合は
Pt1000(純プラチナ)・・・純度100%
Pt850・・・純度85%
SV/PT・・・プラチナコーティング
金と同様に純プラチナのネックレスチェーンは少しですが流通しています。やはり純金と同じく純度が高すぎるため非常に柔らかくデザインが限られる素材になっています。
また値段が安いネックレスで「プラチナの輝きを持つチェーン」というネックレスチェーンも多く流通しています。こちらは一般的にシルバー(銀)にコーティングをすることでプラチナのような色合いにしたチェーンになりますが、コーティングはこすれ等によってはがれるためチェーンの本素材であるシルバー(銀)が表面に出てきます。
ネックレスチェーン専門店では純度の高いプラチナ850を推奨素材としてお勧め致します。プラチナの比重は21.4と金よりもさらに重く同じ見た目でも重量感があるのが特徴です。身につけていて色が変わることがないので特にメンズネックレスとして人気が高い素材になります。
【ホワイトゴールド:WhiteGold】
金(ホワイトゴールド)は純金にプラチナなどの白い金属を加える事でホワイトカラーにした金になります。プラチナの産出量が少ないことから金を使って白い貴金属を作り出せないか、という思いから出来あがった合金になります。今ではブライダルリンやジュエリーの素材としても幅広く利用されています。※パラジウムや銀&銅の割合は各社によって若干異なります。(参考数値)
ネックレスチェーンの素材として使われる場合は
18金ホワイトゴールド K18WG・・・純度75%
14金ホワイトゴールド K14WG・・・純度58%
10金ホワイトゴールド K10WG・・・純度41%
純度別に並べると上記の素材が流通しています。
14金ホワイトゴールドと10金ホワイトゴールドは生産コストを安くするために開発された素材にになります。割金には主にシルバーを使うことで金の分量を減らして生産されています。
ホワイトゴールドのネックレスチェーンはほぼすべてロジウムコーティングというコートが施されます。最近では指輪にはロジウムコーティングをせずにそのままの色で販売している製品もありますが、ネックレスチェーンについては機械で作る場合に加工がしやすいホワイトゴールドを使用しているためごく薄い金色に見えるためプラチナ族の貴金属であるロジウムでコーティングをして白く綺麗な輝きのチェーンに仕上げています。
ネックレスチェーン専門店では加工もしやすく・かつ純度の高い18金 ホワイトゴールドを推奨素材としてお勧め致します。ロジウムコーティングは長年使用していると摩耗によってホワイトゴールドの本来の色みが現れてきます。経年変化による色みが気になる方はプラチナ素材をお勧め致します。
【イエローゴールド:YellowGold】
金(ゴールド)は貴金属の中でもっとも価値と信頼のある素材になります。古くから通貨として使われていたのはもちろんですが加工性が高いため、ジュエリーの素材としても幅広く利用されています。
ネックレスチェーンの素材として使われる場合は
24金(純金)K24・・・純度100%
18金 K18・・・純度75%
14金 K14・・・純度58%
10金 K10・・・純度41%
純度別に並べると上記の素材が多く流通しています。
24金は価値としては高い純度の素材になりますが、割金(わりがね)と呼ばれる金属(銀や銅)が混ざっていないため非常に柔らかく加工がしにくいという点があります。また長年使用しているとネックレスチェーン自体の重さでネックレスが伸びてきてしまい修理は大変難しくなります。
14金・10金に関しては近年、貴金属の価値が高くなったことにより価格を抑えるために生産されるようになりましたが純度的には約半分近くとなり、ネックレスチェーン自体の価値も少なくなってしまいます。また純度が低くなるほど金の色身は鈍くなる傾向があります。
ネックレスチェーン専門店では加工もしやすく・かつ純度の高い18金 K18ゴールドを推奨素材としてお勧め致します。金としての価値はもちろんですが、加工がしやすく修理もしやすいのが特徴です。(ネックレスチェーンの修理はデザインによって対応範囲が異なりますので全ての18金チェーンが切れた場合に修理可能という意味ではございません。)
【ピンクゴールド:PinkGold】
金(ピンクゴールド)は純金に銅&パラジウム&銀など金属を加える事でほのかにピンク色をした金になります。イエローゴールドよりやさしい色合いになり、ファッションブランド等に多く採用されたことから人気のある素材となっています。過去には加工の難しさから職人の間では嫌がられた素材でしたが近年では改良が進みジュエリーの素材として幅広く利用されています。※パラジウムや銀&銅の割合は各社によって若干異なります。(参考数値)
ネックレスチェーンの素材として使われる場合は
18金ピンクゴールド K18PG・・・純度75%
14金ピンクゴールド K14PG・・・純度58%
10金ピンクゴールド K10PG・・・純度41%
純度別に並べると上記の素材が流通しています。
14金ピンクゴールドと10金ピンクゴールドは生産コストを安くするために開発された素材にになります。割金には主に銅を使うことで金の分量を減らして生産されています。また銅の分量が多くなるにつれて変色しやすい素材へと品質が落ちていきます。
意外と知られていないのがピンクゴールドの硬さです。ホワイトゴールド・イエローゴールドと種類のある金素材ですが、ピンクゴールドが一番硬くて傷がつきにくい素材になります。逆に言うと硬いため加工がしづらく、10金のピンクゴールドなど品質が低いものはもろさも出やすくなってしまいます。
ネックレスチェーン専門店ではピンクゴールドの中では一番金の含有率が高い18金 ピンクゴールドを推奨素材としてお勧め致します。